トップページ > 「きくばり」を私も使っています。 > 富田洋之さん
構造・工法:重量鉄骨造2階建て
完成年月:2010年8月
実は、結婚して妻が大阪から引っ越してきたとき、愛犬を一緒に連れてきたのですが、かなり年老いていて、歩くのもふらついているような状態でした。アンリという名のメスのポメラニアンでしたが、このアンリの体調を考えると、家の中のどこへ行っても温度差がないような環境をつくらないといけないということで、ハウスメーカーに相談したのです。 もともと私も妻も、全館空調システムのことは知っていましたので、そのことを伝えると、アズビルの全館空調システムを紹介してくれました。その説明を聞いて、「じゃあ、使ってみよう」ということになったのです。 全館空調システムはわりと知られていて、たとえばナショナルトレーニングセンターも取り入れていると思います。 アンリは最近亡くなったのですが、全館空調のお蔭かどうか分かりませんが、17年という長寿を全うできました。年老いたら、やはり犬でも人間でも、温度差がないほうが体によいんですよね。
全館空調を取り入れたもう一つの理由は、各部屋にエアコンを置かなくてもよいので、内装をシンプルにできるということです。 初期投資は少しかかりましたが、各部屋にエアコンを設置して家の中がごちゃごちゃしてしまうより、見た目がすっきりしたほうがよいと考えました。 全館空調を使ってみてどうだったかというと、家の中に温度差がなく、本当に快適に過ごせているので、設置してよかったと思っています。妻も快適でよかったと言っていますし、何より子どももまだ小さいので、家の中に温度差がないほうがよいと思います。
家を新築するにあたっては、学生などをよく家に連れてくることもあり、「リビングが広い家」にしようと考えました。吹抜けもあり、オープンなスペースが広いので、個別のエアコンでは限界がありますから、その意味でも全館空調は欠かせなかったと思います。 また、一階の床として大理石を敷きましたので、これを冬にエアコンで暖めるのはなかなか大変だと思いますが、全館空調があるので、これを稼働させていれば大理石が冷たくならずに済むので、その点もありがたいです。 これから家を新築しようと考えられている方に対しては、まず床に大理石を敷く方は絶対に全館空調を導入されたほうがよいと思います。また、二世帯住宅などでお年寄りと一緒に住む方も、お風呂場などでのヒートショックの問題もありますので、全館空調を入れたほうがよいのではないでしょうか。